小さいことを重ねることがとんでもないところに行くただ一つの道だと感じている

イチロー

諦めるな！あなたは今サイレントピリオドの中に居る

勉強、スポーツ、楽器の練習等でなかなか成果が出ずに諦めてしまった経験はないだろうか。

今まさに諦めようとしている人もこの『サイレントピリオド』を知ることで今後の物事への取り組み方が大きく変わって来るはず。

『サイレントピリオド（silent period）』とは文字通り『沈黙の期間』のことである。

『サイレントピリオド』があることを知らずに継続をやめてしまい自身の能力に蓋をしてしまうのはなんともったいない事か。

一生懸命勉強や練習をしているにもかかわらず何も成果が出ない期間が続き、自分には出来ないんじゃないか、才能が無いんじゃないかと思う事は誰にでもあるだろう。

第二言語（語学学習）習得の際に単語を覚えようとしてもなかなか覚えられず、簡単な相槌（Yes、No）だけで受け応えることしか出来ず、話せない、理解できない状況がずっと続く。楽器を始めたがなかなか上達しない、、等々、。

沈黙期を耐える

学習や運動に置いて一定の期間は成長を意識的に感じることは出来ない。

がしかしある一定の期間を過ぎるとその効果は突然現れる。

あなたが何か新しいことを始めると脳の中ではすごい事が起き始める。様々な部位が活動を始め必要な神経回路を繋げて行くのだ。『その動きをするには此処と此処を繋げて、その動きなら此処と此処』、と言うように。

その回路が繋がった時に初めて『あっ出来た！』と成果が意識に上がるのである。

沈黙期間は人それぞれ

成果が出るまでには時間が必要。もちろん努力することも忘れてはならない。その努力は必ず脳内に反映されている。新しい物事を始めた時、他人と同じスピードで成果が出ることはありえない。人それぞれなのだ。

海外移住を例にあげると現地の言語が理解できるようになるまで約半年から10ヶ月が必要と言われている。その期間が過ぎると自然に聞き取れるようになるし言葉もスムーズに出て来るようになる。現地の会話はもちろん日本語ではないので必然的に会話は現地語になるためこのくらいの時間で沈黙期は終わり喋れるようになってくる。

海外移住のように喋れなければコミュニケーションが取れない、生活に支障が出る等言語理解が必須の場合は沈黙期も短くなるが、スポーツ、楽器練習等能動的な行動が必要な場合は沈黙期も変わってくるだろう。どのくらいの時間そのことを考えているか、どのくらいの時間練習しているかで沈黙期は変わる。もちろん練習の質も影響してくる。

自分を信じる

『継続は力なり』と言うがこの言葉には『サイレントピリオド』の存在という根拠がある。

結果はすぐに現れないのは当たり前。焦らず少しづつ前進していこう。試行錯誤を繰り返し周りを気にせず自分を信じるのだ。

少なくても3ヶ月は継続の必要がある。その後は徐々に色々な事の辻褄が合いはじめいつの間にか成長した自分を感じる事が出来るようになる。

あなたは日々の生活の中で、様々な困難や課題に直面することがあるだろう。

しかし、そのような時こそ、「継続は力なり」という言葉を胸に刻み諦めずに努力を続けることが大切。毎日少しずつ前進することが、将来の成功への道となりそして『継続する』という以外に方法は無い。

また、「サイレントピリオド」という時間は自分自身を見つめ直し、反省し、自分自身と向き合うことでより自分の欠点や課題に気づき、改善することが出来る貴重な時間となる。そして、その改善があなたや周りの人々の幸福につながる。

夢や目標を持つことは、あなたの人生を豊かにすることができる。

そのためには、「継続は力なり」という言葉を実践し、努力を続け、「サイレントピリオド」を設けて自身を見つめ直し、願望達成に向けて進んで行けば未来は切り開かれる。

『沈黙の期間』を乗り越えた時、あなたの能力は必ず開花する。

何があっても自分を信じるのだ。

だいじょうぶ　あなたなら出来る。

報いのない日々にもたゆまず努力を続ければ、やがて手にする見返りがその分大きくなる

ラルフ エマーソン